舌痛症〜新御徒町・御徒町・台東区・元浅草の歯医者なら〜松原歯科クリニック
今回は舌痛症についてお話ししたいと思います。
最近診療している中で、このような患者様が何人かいらっしゃいました。
年齢は40代から60代の間で女性が多いです。
『最近舌がビリビリ痛いんです。』
よくよくお話を伺うと食事中は何ともないし、寝ている時も大丈夫。
仕事中が傷みが激しいというものです。
別の方は何もしていないときに痛い、や一日中痛いという方もいらっしゃいました。
その方たちに共通して言えることは、舌に口内炎などは認めず、
触診で痛みが誘発されないということです。
そして全身的な病気もない方が多いです。
このような訴えをされた場合、色々な原因を考慮しなければなりません。
歯科的には口の中の衛生状態が不良であったり、被せ物の適合が悪くなっていたり
尖った歯があったり、金属アレルギーがあったりなどの理由で
舌に傷ができ、痛みを生じてしまうことがあります。
原因がハッキリわかれば、その要因を除去してあげることで痛みから解放されます。
全身的な要因によるもの、亜鉛や鉄欠乏、ビタミンB12の欠乏、
ホルモンの変化、唾液腺分泌低下による口腔乾燥などから舌痛症を生じることもあります。
またうつ病や心気症、ストレスなど精神的なものから舌痛症を生じることもあります。
舌痛症の明確な原因を特定するのは困難ですが、精神的なものによるケースが
多いのが実情です。
この場合は医科へ紹介し、抗鬱薬や抗不安薬などによる薬物治療で
対応することもあります。
特に舌に傷がないのにピリピリ痛いなどお悩みのある方はまず
歯科受診をお勧めします。
お話を詳しくお伺いし、口の中の細部まで診察し、対応策を説明し
歯科で治療が可能であれば責任を持って治療させていただきます。
松原歯科クリニック