歯ぎしりについて〜新御徒町・台東区・御徒町・元浅草の歯医者なら〜松原歯科クリニック
今回は歯ぎしりについてお話ししたいと思います。
歯ぎしりは人口の約5〜15%が睡眠中に起こしていると言われています。
歯ぎしりの詳しい原因はわかっていませんが、遺伝やストレス、喫煙、飲酒
カフェインの摂取が関与しているとも言われています。
その歯ぎしりは実は浅い眠りの時に起こることがわかっています。
最近子供の診療をしている中で、親御さんからうちの子供は歯ぎしりしていて
心配ですというお話をよく聞きます。
子供の場合は眠りの構造が未成熟で、リズムが整っていないため
起こりやすいと言われています。
成長に伴い、多くの場合自然になくなっていくことが多いです。
大人の場合、睡眠中深い眠りと浅い眠りを交互に繰り返し
睡眠が深くなると筋肉の動きが抑制されます。
そして眠りが浅くなるとその抑制が解け、咬筋が動いて
歯ぎしりが起こると考えられています。
特にストレスは歯ぎしりの7〜10%を占めています。
また睡眠時無呼吸症候群や逆流性食道炎も眠りが浅くなるので
歯ぎしりの原因とも報告されています。
その歯ぎしりを繰り返し起こすことにより様々な障害を生じてしまいます。
歯ぎしりにより歯が減ったり、欠けたり、根っこから折れたりすることもあります。
また歯ぎしりを繰り返すことにより、歯が動き、噛み合わせも悪くなります。
噛み合わせが悪くなると顎に負担がかかり、口が開きずづらくなったり
顎がガクガクする顎関節症を引き起こすこともあります。
そして顎関節症が悪化すると、全身の筋肉にバランスが崩れ、負担がかかり
頭痛や首のコリ、肩こり、腰痛まで生じることがあります。
家族に睡眠中歯ぎしりをしていると指摘されたり、
ご自身でしているかもと不安のある方は、当院にご相談ください。
口の中の診察により、歯の磨耗(削れ)が進行し、
すぐに保護が必要な場合は、それぞれの患者様にあったマウスピースを作製し
治療を開始いたします。
マウスピースはお口の型を取ればすぐに作製できます。
これにより顎や歯にかかる負担を減らし、歯を保護し
ブリッジやインプラント、詰め物の破損を防ぎ
歯周病の悪化や顎関節症の予防にもつながります。
ご相談くだされば、適切な予防法、対処法を詳しくご説明いたします。
松原歯科クリニック